2012/09/14

働く場との相性を探るパーソナリティ・タイプ



資格試験の勉強ついでに書いた働く自分を知る14の価値観

に続く第二弾のエントリーです。

キャリアカウンセリングの世界では、

前回のスーパーに次いで影響力のあるホランド教授の理論。

今回もざっくり言ってしまうと、


「3つの性格タイプの組み合わせで個性が発揮される」


これをスリー・レター・コードと呼び、性格診断のようなものですが、その人の性格にあった適職や配属を考える際に利用されます。


うんちくを語る前に、まずはやってみましょう。感覚値ですが★印で五段階で自己評価をしてみました。



スリー・レター・コード

①企業的(E:Enterprising) 自己評価:★★★★

他人を導いたり、他人に影響力を与えることができる活動を好む。リーダーシップ、説得力、そのほか、人と仕事をするのに必要なスキルを伸ばす。商品の販売や人の管理などに関する職業を好む。野心的、外交的、精力的で自信家




②慣習的(C:Conventional) 自己評価:★★★☆☆ 

情報を明確に秩序立てて整理できる活動を好む。組織的、事務的、計数的処理能力を伸ばす。記録管理、計算、タイプ、コンピューター操作などに関する職業を好む。責任感があり、信頼でき、緻密。




③現実的(R:Realistic) 自己評価:★★☆☆☆
道具、物、機械、動物などを扱うことを好む。
手作業、機械作業、農作業、電気関係などのスキルを伸ばす。組み立てや修理に関わる職業を好む。地に足がついていて実践的。




④研究的(I:Investigative) 自己評価:★★☆☆☆

生物学や物理学関係の活動を好む。数学や科学の能力を伸ばす。科学や医学分野の職業を好む。好奇心が強く学究はだで自立的。




⑤芸術的(A:Artistic) 自己評価:★★★★

慣例にとらわれず創造的な活動を好む。言語、美術、音楽、演劇のスキルを伸ばす。創造的な才能を活かせる職業を好む。創造的で発想が自由。




⑥社会的(S:Social) 自己評価:★★★★★

人に伝える、教える。手助けすることなどに関連する活動を好む。人といっしょに仕事をする能力を伸ばす。教育、保育、カウンセリングなどの職業を好む。人の助けになり友好的。





3つ選ぶとなると難しいかもしれませんが、皆さんはどのタイプでしょうか?

厳密に調べたい方は、当理論に基づいて設計されたアセスメントの「CPS−J」や「R−CAP」などが有名です。


その3つの性格の関連性を図式化したものが下記になります。




コードの見方

▼「一貫性」のあるコード

RI,IR,IA,ASと六角形上で隣り合っている性格タイプや職務は、非常によく似ている「一貫性」のあるコードと呼ぶ。
自分の中に安定感があり、その意味からも仕事を見つけやすい。

▼「一貫性」のないコード

RS,SR,CA,ACと六角形上でかけ離れているコードを持つタイプの人は、これまで人生でさまざまな影響を受けてきたものと思われる。全く異なる興味や能力をどう仕事に活かせばよいのか、という葛藤を持っているかもしれない。

▼「中間的」なコード

RA,AR,IS,SIなどの六角形の頂点を1つはさんで隣り合う性格タイプや職務の人は、方向性が異なる興味を持っているが、仕事の中でうまく組み合わせていける組み合わせ。

自己評価の★の多さの順で言うと、SEAの組み合わせなので、今の仕事と相関はあるように思えます。


皆さんはいかかがでしょうか?


相関のある分野にいるようであれば、能力を発揮できる可能性は高いと思います。


漠然と今の仕事って向いてないじゃないか?


と思っている方は一度、働く場との相性は見直してみてもいいかもしれませんね。


スリー・レター・コードの事を直接書いてあるわけではないですが、前回のエントリーの働く自分を知る14の価値観
と共に今回のエントリーに興味のある方は、必見の図書です。新作で購入すると自分の強みを見出すwebテストが簡単に受けることができます。