今日は株式会社スキーマが主催するワークショップに参加してきました。日頃から考えているテーマだったからこそ、備忘録的に書き記しておこうと思います。
こちらがスキーマ社が運営しているサイト
代表の方のゆるくていい感じの仕切りと時たま見せるキラーパスの進行の下、参加者(計8人位でクリエイティブ職の方ばかり)の働き方や考え方、抱えている悩みみたいなものをざっくばらんに語り合いました。
話題の中で気になった3つのこと
■市場価値の2つの意味
巷の転職サイトや求人サイトにおける市場価値とは、個人が転職先で得れる「年収」のことを指し示していることが多いです。
そういった転職市場における市場価値(会社を通じてもらうお金)と、独立における市場価値(仕事を通じてもらうお金)は全く違うという事です。。
後者の場合は、いざとなったら何とかしてお金を稼いだり、生み出したりできる力。ある種のサバイバル能力みたいなものに近しいかもしれません。
そういうサバイバル能力は皆さんはありますでしょうか。
■変化の時代のお手本がない
これからは個の時代だ、とか不確定要素の高い時代だ、なんて事は周知の事実ですが、そんな時代を生きていく為の教科書やお手本が少ないのではないか。という声がありました。
「13歳のハローワーク」のようなもので、仕事(職業)の選択肢に沢山触れる機会はあるし、大学の就職サポートなども格段に手厚くなってきているけれど、大事なことはそういった「船への乗り方」のところではなくなってきている気がします。
大きな船に乗り込める人もいるだろうし、小さな小舟に乗り込む人もいる。もしかしたら、自分が船長になって舟を漕ぎ出している人もいるかもしれない。
どんな船に乗ろうとも今置きている現実としては、船に乗ってさえすれば、目的地に到達できる時代は終わったのではないでしょうか。
(これまで)
「自分が乗りたい船に乗るための力」
↓
(これから)
「変化する海流に合わせて軌道修正する力」
「新たな海流を自ら作り出す力」
「船から降りても自力で泳げる力」
そういった力をいかに身につけるか、という事が大事な気がしますが、基本的にはそんな事は誰も教えてくれないし、教科書もなければお手本も少ないのが現状です。
sheep sleapは、
そんな時代の色んな人の働き方をアーカイブしていくという事で、誰かにとっての教科書やお手本になっていく可能性があります。
道に迷った羊(sheep)を文字通り跳躍(leap)させるキッカケになるのではないかと、個人的には非常に応援したい取り組みです。
■「未来がどうなるか」ではなく「未来をどうしていきたいのか」
最後に、参加者の言葉で非常に印象的だったのが上の言葉でした。
未来がどうなるか?という問いに対しては、いくら考えても確実な答えなんてないし不安に思っても仕方がない。と僕は思います。
では、全く未来について考えないのか?というとそうではなく、一つのヒントをくれるのドラッカーが主張する『すでに起こった未来』です。
人口、社会、政治、経済、産業、経営、文化、知識、意識が変化する。その変化が次の変化をもたらす。ただちにではない。そこには、タイムラグがある。そこでドラッカーは、それらの変化を“すでに起こった未来”と呼ぶ。
(週間ダイヤモンドの3分間ドラッカーより)
このタイムラグにおいては、全く変化が見通せないわけではないという意味でリスクは限定的ですし、その未来に対しては積極的な関与が必要になると思います。
せっかくの人生なので、そういった未来との関わり方をしてみたいと個人的には思います。
最後に、ワークショップ中にも1冊はご紹介しましたが、そんな未来との関わり方や「未来をどうしていきたいのか」を考える前に参考になる4冊をご紹介します。
読書の秋に自分を見つめ直すのもいいかもしれませんね。