2011/10/17

ナリワイを作る

自由大学

自由大学という大学はご存知でしょうか。

百文(聞)は一見にしかず。

詳しくはリンクから見て頂くのが一番早いといって説明から逃げます。

僕はここの考え方やあり方が大好きです。

講義にも参加してみたいし、
こんな講義があったりという事の妄想はしばしばしております。

さて、そんな自由大学の中でも好きな講義があります。



ナリワイを作る



この講義では、自分の本業意外の副業の提案や、二足のわらじの提案をしています。
自分の仕事は自分で作るという感覚が非常にクリエイティブであり、興味深い講義です。



なぜこの講義に興味があるのか?



それは自分自身の働き方に対しての理想が「二足のわらじ」どころか、
三足、四足と履いていたいに他なりません。


現在、本業が企業戦士ではありますが、
仕事の内容としては、簡単に言うと「仕事を紹介する仕事」をしております。

キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーという名が僕のそれです。

仕事自体はやりがいや達成感を得れる点で特に問題があるわけではありませんが、
会社という枠組みを無視して言うなら、
選択の幅はもっともっとあっていいと考えています。


「就社」ではなく「就職」


つまり、「企業に勤める」事だけがキャリアではないという事です。

それこそ多種多様な働き方や仕事が世の中にはありますが、
大学全入時代と言われ、新卒ブランドが根強く残る日本の中では、

就職(職に就く)ではなく

就社(会社に就く)というのが一般的な気がします。

その流れを変えたい。

もちろんマクロな流れを変える事は難しいので、
ミクロな個人レベルからでいいと考えています。

そういった事で、「職に就く」事が文字通りにできれば、
雇われて働くというところから自由になれる可能性が高くなります。

つまりフリーランスで働くという事です。

前のエントリーでも無名の個人の時代については触れましたが、
そういった潮流はWEBやIT業界では
専門性やスキル次第では当然になりつつあります。


フリーランスで働くという事


今までは友人の相談ベースで話を聞いてアドバイスをしたり、
その人にとって有益な情報や人や機会を提供する事で、
人生が大きく(本人がどう認識してるか分からないが)動いていくのを
何度か目の当たりにしてきた。

そんな彼らが自立したり自分のやりたい事を実現していく中で、
僕のやっている事に対しての価値は対価を貰えるものなか、
という疑問が出てくる事になる。

米国でMBAを所得し現在大阪ガスで行動観察研究所の所長をされている方と
相方の紹介でご飯に行く機会があった。

その際に、仕事の話になり、自分のそういった疑問をぶつけてみたところ、
アメリカではそういったコンサルタントからの情報に対して対価が発生するのは
当たり前の事であり、逆に日本にはそういった価値観はなかなか浸透していない。
との事だった。


ブルーオーシャン


けれど、そんな中でもフリーランスでされている方も少なからずいらっしゃるので、
市場が大きくないのであれば、逆にブルーオーシャンでもあるわけだ。

だとすれば、やり方は自分で考えて、対価を得るという事もそうだが、
等価交換でなくても、その人が自分にはない価値を僕に提供してくれるのであれば、
貨幣を通じない交換もあっていいと思う。

例えば、育てている野菜をもらう。
例えば、HPを作ってもらう。
例えば、自分の名刺のデザインを考えてもらう。

いたってWINWINな関係じゃないだろうか。

そういった交換活動でも生きていけるなら、
一つのライフワークになると思っている。

しかし、それ一本に絞る事はリスクが大き過ぎるので、
そのような決断はとらないが、冒頭にも示した通り、
自分のナリワイを作りながら、二足、三足とわらじを増やしていきたい。





実は今日はそんな自分のナリワイを作る為の
記念すべき一人目の方との打ち合わせをしてきたわけである。

まずは地道な種まきから始めていくことにしよう。